以前にも紹介した可能性があるけれど。。。背丈が2m+の個体も見かけるユリ科のコーン・リリー / フォールス・ヘレボア・リーヴズ (Corn lily / False Hellebore Leaves) 、学名:(Veratrum viride) 、別名インディアン・ポーク (Indian Poke) が針葉樹の森のひらけた低地に群生をなして満開状態だった。

色合いは地味だが、個々の花々のつくりは繊細で、独特の美しさだ。北米の東部と西部に自生するが、毒性があるため、農家や牧場経営者には歓迎されない野草だ。

縦縞の入った葉は大きく、長さは10〜35cm、幅は5〜20cmほどある。

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氷河が近くに見える高所に来ると、崖の淵に小さなピンクや白のヒースの花が出て来る。ピンク・マウンテン・ヘザー (Pink Mountain Heather) 、学名:(Phyllodoce empetriformis) だ。
アメリカ大陸北西部、カナダからオレゴン/カリフォルニア北部とに自生する野草だ。ツツジ科の灌木で、小さな葉は松葉を小型化したような姿をしている。

以前の記事の一つ>>アメリカ全州訪問の旅 第1部(27)The Grand Tour - Part I "California to Ohio" 〜 Mt. Rainier, WA
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ブロードリーフ・ルピン (Broadleaf Lupine) 、学名:(Lupinus latifolius) には幾つかの亜種があるが、カナダからメキシコのバハ・カリフォルニア、内陸部ではニュー・メキシコ州まで広く分布するマメ科の野草だ。群生地では、甘い花の香りが辺りに充満している事が多く、同じマメ科のハリエンジュ、ニセアカシアの近くに立った時と同じ感覚になる。
レイニエ山では1,500m前後の亜高山帯に多い。多年草で背丈は30cm前後から2m程になるものまである。

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レイニエ山の亜高山帯に到達すると頻繁に目にするようになるゴマノハグサ科シオガマキク属のスィックル-トップ・ラウスワート (Sickle-top Lousewort)、学名: (Pedicularis racemosa) : 針葉樹の森の住人は、大きなものは背丈が60cm前後になる。

アメリカ北西部に自生する多年草で、花の色は白からクリーム、ピンクから紫までと幅広い。

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大きなサラール (Salal) 、学名:(Gaultheria shallon) の葉の近くの苔の多い場所には、

メキシコまで分布するラン科のラトルスネーク・プランテイン (Rattlesnake Plantain) あるいはラトルスネーク・オーキッド (Rattlesnake Orchid) 、学名: (Goodyera oblongifolia) の花が咲き始めていた。

なぜ「ガラガラヘビ」の名前が付いているかと言うと、葉の模様がラトルスネークを想起させるからだと言う。

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