カタクリに似たユリ科の花は、雪の中から芽を出し蕾を付ける。黄色の種類(学名:Erythronium grandiflorum)もあるのだが、数は圧倒的に少ない。(後ほど紹介)
樹の体温でその周囲の雪が融け始め、アヴァランシェ・リリーも樹の周辺から咲き始める。

咲いているアヴァランシェ・リリーの先には、雪が残り、咲く準備をする姿が見られる。

1個しか花を付けていないもの、3個も5個も付けている古株もある。それらがギッシリと斜面を埋める。

大きなものは背丈が50cm近くある。アヴァランシェ・リリーが他の野草に先駆けて咲き乱れる様子が見たくて、ほぼ毎年のように数年間訪れていた。

30cm前後のものが多いと思うが、それぞれが大きな樹の周辺に群落を作り白い花畑を形成している。白い雪の中から白い花を咲かせるアヴァランシェ・リリー:雪崩のユリ。劇的な名前だ。

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