前出の白いファースト・クリスティアン・チャーチ (First Christian Church)と対照的な「赤い」教会、ファースト・バプティスト・チャーチ (First Baptist Church) 。すでに陽が落ち始めているので、赤レンガがさらに赤みを帯びて見える。
白いファースト・クリスティアン・チャーチが結成されたのは1884年、教会の建立は1924年、
赤いファースト・バプティスト・チャーチは、1882年結成、教会の建立は1926年。

この教会も半地下構造:窓の縁取りの技術なども前出の教会によく似ている。

階段を上ると正面玄関:ドアもオリジナルか?雨樋は白で統一されていて、赤レンガのアクセントになっている。

その白い雨樋の隣にあった礎石:前出の教会もそうだが、この一帯は教会通りと言っていいほど、教会が集中している。それぞれが個性ある姿で、なかなかおもしろい。

前庭の教会の看板に付けられている小さめの鐘:一番上に "1887” という数字が書かれた板が見える。教会を新築する際に、それ以前の建物で使われていた鐘をそのまま使う例と、鐘も新しい建物に見合ったものにする場合がある。新しくする場合、それ以前の鐘は、教会の一角に記念として置かれていることが多いので、この教会もそうしたのだろう。
皆、それぞれの歴史を大切にしているようにも見える。アメリカ合衆国の歴史は浅い、が、文字やその他の記録技術が普及していた時代なので、ありとあらゆる出来事がいろいろな階層の人々によって記録されるという歴史上初の事象が起きている。

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