4月中旬のこの日は(と言うよりも、この年の春は気温も高めで過ごしやすかった。2017年のこの時期は低温と雨と霧の日が多く、1年前とは大きく異なっている。)穏やかでハイキング日和だった。崖の下には、波の荒い日に打ち上げられた木材が集積している場所もあったが、それ以外は特に障害物は無く、浜辺を散策する人の数もいつもより多く見られた。

ワイルド・ラディッシュ (Wild Radish) 、学名:(Raphanus raphanistrum) の花が顔を出し始めた。外来種のこの花は沿岸部に大群生を形成していることが多く、今ではすっかりカリフォルニアの住人のようになっているが、牧畜業の人たちにとっては、家畜がお腹を壊してしまうことが多いので、歓迎できない客人だ。

ソバ科のレッド・ソレル (Red Sorrel) 、学名: (Rumex acetosella) やワイルド・ラディッシュ、ワイルド・マスタードなどが満開の草原を、メンドスィーノの旧い町並みを見ながら歩く。


目抜き通りのすぐ手前に黄色の花がたくさん咲いているが、外来種の菜種の仲間にはほぼ全米に拡散している地中海原産のワイルド・マスタード (Wild Mustard) 、学名:(Sinapis arvensis) があり、ここで見られる菜種は栽培種のブラック・マスタードよりはワイルド・マスタードである可能性の方が高い。

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