**アメリカ政治雑感:7/20 - 日本時間 共和党が連邦裁判所の裁判官を保守派で固めようとしている努力は、木曜日に初めてつまづいた。ホワイト・ハウスは強力でリベラルなことで知られている連邦巡回区控訴裁判所<<詳細は→>>の判事候補ライアン・バウンズの指名を取り下げたのだ。
多数党院内総務のミッチ・マッコーネル(ケンタッキー選出共和党)は、バウンズの任命を確定するために必要な票数が得られないことに気づき、投票がほぼ1時間ほど延期された後、指名を取り下げた。バウンズの指名は、彼が学生時代に「スタンフォード・レヴュー」に寄稿した記事の中で多文化主義や人種問題に懸念を表明する団体を嘲ったことから、広く批判の的となっていた。バウンズは今年初めにそれらの記事に関して謝罪しようとしたが、謝罪が彼の見解よりもレトリックに焦点を合わせていたことから、民主党員を納得させるあるいは共和党全員を満足させるに足らなかったと云う。詳細は下の元記事へ>>White House withdraws judicial nominee Ryan Bounds, after GOP realizes he didn’t have votes for confirmation 2018.7.19. (WaPo)
木曜日、ホワイト・ハウスは、ワシントンの指導者たちが未だにヘルシンキでトランプ大統領とロシアのリーダーが今週始めに会った時に何が起きたのかを理解しようとしている中、この秋にウラディミール・プーティンをホワイト・ハウスに招待したと発表した。
ホワイト・ハウスの報道官サラー・ハッカビー・サンダースは、ツウィートで、国家安全保障アドヴァイザーのジョン・ボルトンが招待し「既に話し合いが進行中である」と発表したと云う。
午後遅くにこのツウィートが出された際、米国国家情報長官であるダニエル・コーツは、アスペン・セキュリティ・フォーラムに参加しており壇上でNBC局のアンドレア・ミッチェルのインタヴューを受けている最中だった。ミッチェルがこの招待のニュースを知らせると、コーツは明らかに驚きを見せ、深く息を吸い込んだ:「もう一度言って。本当にそう言ったのか?」と尋ね、ミッチェルが繰り返すと、「オ〜ケ〜。そりゃ、特別なことになるね。」と言った。
何も記録されず二人の通訳が在席するだけのトランプとプーティンのヘルシンキでの会合に関しては、コーツは反対の見解を表明していたが、彼に相談は無かったという。二人の会談に関してはほとんど何も知られていないことをはっきりさせた上で、コーツは会談の部屋で何が起きたのかについて何も知らされていないことを認めた。プーティンが内密に2時間以上に渡った会談の内容を記録したかと訊かれたコーツは、「その危険性は常にある」と答えた。詳細は下の元記事へ>>‘That’s going to be special’: Tensions rise as Trump invites Putin to Washington 2018.7.19.(WaPo)**