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Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
高速回転中の青い惑星地球、負けじと走り回る一人の記録。
岡田正彦, MD, PhD 新潟大学名誉教授(医学博士) 新型コロナのエビデンス  テレビでは語られない世界の最新情報を独自に分析し日々更新  正しい情報を偏りなく 2022.5.26. - (15)
なぜ医師はワクチンについて正しい知識を

持てない
のか?

(2021.9.10)

(3) 死亡率は減っているのか?

 では死亡率のグラフ(下段)が、第5波で減ったように見えているのは、なぜなのでしょうか。同グラフにはありませんが、国内に目を転じて考えてみます。

これには、いくつかの要因が絡んでいます。まず、今年の初めころまでは、死亡者に占める高齢者の割合が圧倒的に高かったのですが、その理由は、高齢者施設での集団感染が頻繁に起っていたからです。ひとつの施設だけで数十人から、ときには百人を超えるような状況が繰り返されていました。

しかし今年の4月以降、高齢者施設の全従業員が週1回のPCR検査を受けることになり、以来、集団感染が激減したのです。7月以降の第5波では、感染者の総人数が増え、一方、高齢者の分が減りました。そのため相対的に若い世代の割合が増え、亡くなる人の総数が減少したということなのです。

ただし背景は、もう少し複雑かもしれません。割合を考える際には母数が重要です。つまり割り算をするときの分母ですが、「死亡率」の場合は「新規感染者数」となります。問題は、その値が正しいかどうかです。

PCRは当初、制約が厳しく、なかなか受けることができませんでしたが、最近は状況が大きく変わり、比較的に自由に受けられるようになりました。次のグラフをご覧ください。上段は国内でPCRを日々受けた人の数、下段は新規感染者数です。


上下2つのグラフを見て気づくのは、ほぼ両者がいっしょに増減していることです。コロナ禍の真っ最中なのですから、PCRの実施件数も一定の割合で徐々に増えてよさそうなものですが、そうなっていないのは、なぜなのでしょうか。

このグラフは、保健所の判断によって、あるいは人々がテレビの報道に煽られて・・・、など人為的な要因によって大きく変動していることを示しています。米国で行われた調査では、実際の感染者数は、公表されている値の10倍から100倍くらい多いのではないかとも指摘されています。

だとすれば、実際の死亡率はもっと遙かに小さく、背景の異なる外国と比べることはできず、以前と現在の比較も意味がないことになります。ややこしい話になりましたが、大切なのは、意図的に歪められた報道に振り回されないことでしょう。

【参考文献】
1) Johns Hopkins University and Medicine, Coronavirus Resource Center, Sep 7, 2021.
2) Schwalbe N, et al., We could be vastly overestimating the death rate for COVID-19. Here's why. World Economic Forum, Apr 4, 2020.



Q13 なぜ医師はワクチンについて

正しい知識を持てないのか?




A 冒頭で紹介したyoutubeで、多かった感想のひとつが、これでした。以下、その理由を箇条書きで説明します。この考察は、私が30年ほどの歳月をかけて集めた国内外の確かな資料、および自身の体験に基づくものです。

1. 医師は、医学部を卒業したあと附属病院で研鑽を積む。しかし、そこは製薬企業からの莫大な寄付金が集まる場所であり、若手の指導に当たる教授、準教授、医局長などの肩書を持つ人たちは、常に製薬企業に忖度せざるをえない状況となっている。

2. そこで指導を受けた若い医師たちは、製薬企業からもたらされる情報で洗脳を受けた状態で市中病院に就職し、あるいは自身のクリニックを開設し、同じ発想で医療を実践していくことになる。

3. 市中病院やクリニックでは、MRと呼ばれる製薬企業の営業マンから新薬の情報や論文のコピーをもらい、勉強したように気にさせられてしまう。病院内で開催される勉強会で、製薬企業のMRが講師を務めることもしばしば。

4. ほとんどの医師は、医師免許のほかに専門医の資格を取得していくが、その資格を継続するには、定期的に開催される学会主催の講演会などに参加しなければならない。講演会では大学教授など有名医師が演壇に立つが、彼らは製薬企業から高額な謝礼と旅費を受け取り、豪華なホテルでの宿泊が約束されている。もちろん研究費と称する寄付金も受け取っている。

5. つまり医師たちの耳には、製薬企業に不利な情報はいっさい入ってこない仕組みが出来上がっている。医師たちは「製薬企業の手のひらで踊らされている」と言っても過言ではないだろう。

6. では正しい情報はどこにあるのか。これは、海外で日々発表される膨大な論文を読みこんでいくしかないが、当然、英文で書かれており、しかも高度な統計学が駆使された内容であるため、簡単に理解することはできない。

7. というよりも学術論文には、巨大製薬企業が雇った数学のプロによる巧みな修飾が施されていて、医師たちはその罠から逃れることができないのである。『歪められた現代医療のエビデンス』に、その一端を記した。

【参考文献】
1) Becker C, Relationships between academic medicine leaders and industry - time for another look? JAMA, Nov 10, 2020.
2) Justice department annouces largest health care fraud settlement in its history - Pfizer to pay $2.3 billion for fraudulent marketing. The United States Department of Justice, Sept 2, 2009.


元記事>> 岡田正彦, MD, PhD 新潟大学名誉教授(医学博士) 新型コロナのエビデンス  テレビでは語られない世界の最新情報を独自に分析し日々更新  正しい情報を偏りなく 2022.5.26.


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テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

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